孤獨 ルソ-.コレクション

Author
ジャン=ジャック.ルソ-/著 川出良枝/選 佐#木康之/譯
Publisher
白水社
Published
20120928
ISBN
9784560096048
ISBN registration area
Japan (ISBN 978-4)

Description

ルソ?生誕三百年! 生きていくことの喜びと哀しみ。『孤獨な散步者の夢想』『マルゼルブ租稅法院院長への四通の手紙』を收錄。コレクション完結! 「この地上では、すべてが絶えざる流轉のうちにある。そこではなにひとつとして一定不變の固定した形を持ち續けるものはない。外的な事物に結びついた愛着も、そうした事物同樣、必然的に移り行き變化する。……だから、この世で得られるのは、せいぜいすぐに消え去る喜びでしかない。永續する幸福などといったものを、この世で味わう人がいるとは思えない。」(『孤獨な散步者の夢想』より) 生きていくことの喜びと哀しみ  「この地上では、すべてが絶えざる流轉のうちにある。そこではなにひとつとして一定不變の固定した形を持ち續けるものはない。だから、この世で得られるのは、せいぜいすぐに消え去る喜びでしかない。永續する幸福などといったものを、この世で味わう人がいるとは思えない」  日?の生活で感じられる喜怒哀樂は、つい十年前、あるいは二十年前に比べて赤裸?になっていないでしょうか? 社會はかつての包容力を失い、砂粒のような個?人に物心兩面で重い負擔が壓し掛かります。  ジャン=ジャック?ルソ?生誕三百年を記念したルソ??コレクションの最終卷は、生きていくことの喜びと哀しみをテ?マにしました。  迫害のなかで「地上に一人きりになってしまった」ルソ?は、もはや人間や社會の變革に希望を託すことはありません。湖の岸邊に腰を下ろして、寄せては返す波の絶え間ない單調なリズムに、自身の存在=運命を感じ、また幸福を見出す……  こうした自己の存在のほかいかなる幸福も感じない徹底的な自己充足の境地は、「絆」の素晴しさが自明視される今日、新たな意味を持って迫ってきます。『孤獨な散步者の夢想』『マルゼルブ租稅法院院長への四通の手紙』を收錄。